irodori_book’s diary

本を読む幸せとは作者の描く登場人物の考えが自分の考えにシンクロして陶酔するような感覚が稀にあること。一人でも多くの人に特別な一冊が見つかればいいと思うので、大切な本の紹介を続けます。

今村昌弘『屍人荘の殺人』まさかのトリックに度肝を抜かれろ

屍人荘の殺人

屍人荘の殺人

鮎川哲也賞を受賞したミステリー小説。
発売当時から話題性があり、そのトリックのネタバレ禁止でさらに盛り上がった。

大学のミステリー研究会に所属する主人公と探偵を気取る先輩と、ある少女が夏合宿である館に行くことになる。その館で想像を絶する事件が起きて…とオーソドックスな展開なのだが、とにかくトリックに驚く。

そして、あの登場人物が、、、まさかの、、。

ミステリーでこのトリックを使ったのは本作が初めてであることは間違いなく、ミステリーって幅広いんだなぁと感心する。

残虐な描写もなぜかコミカル。
映画化されるわけで、さらに話題性抜群。


ミステリー好きな方、こんなやり方もあるんだよと、ひとまず知っていてほしい一冊。
ちなみに続編あり。

屍人荘の殺人 (創元推理文庫) [ 今村 昌弘 ]

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