irodori_book’s diary

本を読む幸せとは作者の描く登場人物の考えが自分の考えにシンクロして陶酔するような感覚が稀にあること。一人でも多くの人に特別な一冊が見つかればいいと思うので、大切な本の紹介を続けます。

住野よる『また、同じ夢を見ていた』あの人たちは誰だったのか?

『君の膵臓を食べたい』で好評価(実際にデビュー作であって普遍的な恋で面白かった)の住野よるさんの2作目。

今作は大人びたような言葉使いをする少女が、3人の女性と出会い、成長する物語。
3人はなぜか少女のことを知っており、彼女たちは何者なのか?

鼻につく物言いをする少女のため、学校ではなかなか友達がいないが…

テーマとして、幸せとは何か、人生のやり直し、といったところか。

柔らかな読後感のあるラストに、人生とは?と考えさせられる物語で、人生に悩んだ時にぜひ落ち着いて読んでほしい。

また、同じ夢を見ていた [ 住野よる ]

価格:709円
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